──今日は初めて道場のほうに来させていただいたんですけど、広いですねぇ。
サク でも、これからいろんな器材が入っちゃったらわかんないですよね。今よりもうちょっと狭く感じると思います。ちょうどここにリング置きますよ。
──場所もいいですよね。大通りに面してますけど静かだし、目の前にはコンビニもありますし(笑)。現時点で道場開きはいつぐらいになりそうなんですか?
サク 来年になってからですね。とりあえず自分達で使ってみて、使い勝手が悪いところが出てきたらちゃんと直しておきたいんで。
──じゃあプライベートな練習は年内からできちゃいそうな感じですか。
サク はい、年内にはできます。11月末ぐらいをメドにいろいろ工事とか動いてもらっているので。それまではまたシュートボクセに行きたいなと思ってます。
──あ、またブラジルに行かれますか。今回はどれくらいの期間ですか?
サク 今月末あたりから、だいたい3週間くらいですかね。
──そういえば、こないだアンドレ・ジダ選手にTシャツを貰いましたよ。
サク あっ、ジダの長袖のやつ?
──はい。その時ちょっとTシャツ談義になって、「サクラバがブラジルに来る時はいつもSAKU Tシャツをいっぱい持ってきてくれて、みんな異常に喜んでいるんだ」って言ってましたね。
サク なんか、渡すといつも凄い取り合いをするんですよね(笑)。
──どうしてTシャツにそこまで盛り上がるんですかね?
サク たぶん、海外のやつだからってことだと思うんですけど。だから本当は漢字とか入ってるともっといいんでしょうね。
──じゃあ、満を持して“百戦練ま”(※SPECIAL.9参照)と入ったTシャツを作りましょうか(笑)。というわけでそろそろ本題に入りますが、9・17『HERO'S』から少し時間が経ってしまいましたけど、あの大会でオフィシャルサイト的には決してスルーすることができない事態が起こりまして。
サク えっ? ヒクソン……?
──『NO. NEW YORK』です(笑)。
サク あ、そっち(笑)。
──もはや桜庭さんも“世界が恐れるBOφWY芸人”ですからね。春から練っていた構想がついに日の目を浴びましたね。
サク ええ、とうとうやりましたよ!(笑)。
──いきなりビジョンにあの映像が流れたときはホントにビビリましたよ! 「あ、ホントにやりたかったんだ……」って(笑)。
サク じつは、ホントにやりたかったんです(笑)。
──ボクは通路で観てたんですけど、たまたま丸山さん(桜庭のマネージャー)が近くにいらしてて、ボクの顔を見てニヤッとしてました。わりと皆さん、秘密主義ですね(笑)。映像は最初からいきなり衝撃のシャワーシーンでしたけど、あの演出はホント、横浜アリーナがカラオケボックス化したというか、HERO'Sに新しい風を吹き込みましたよね。終えてみて手応えはどうです?
サク いや、もう頭の中は「次はどの曲でいこうかな……?」ってことですよね。
──あ、手応え十分だと(笑)。もしかして恒例化する気ですか?
サク ボクは今後もやりたいんですけどねぇ。
──地上波ではオンエアーされないボーナストラックですからね。
サク いやぁ、会場だけってのは、ちょっともったいないですよね。
──なんでもハウンドドッグの大友康平さんが当日会場にいらしてたみたいで、ブログに「『NO.NEW YORK』の最高に笑える演出に大笑い!(中略)ロックンローラー桜庭に乾杯!」と書かれてるそうですよ。思わぬところから反響がありますね(笑)。
サク えー、それは喜んでもらえてよかったです(笑)。
──対戦相手の柴田勝頼選手も全力疾走で入場してきて、テンション最高潮だったじゃないですか。なのに直後にあの映像が流れて、たぶん少なからず心を折られたと思いますよ(笑)。
サク ……彼は世代的にあの曲は知らないですかね?
──いや、そういう問題じゃなくて!(笑)。
サク でも、ほかの曲の歌詞だとなかなかイメージが沸かないんですよねぇ。『NO. NEW YORK』は歌詞から映像が作りやすいじゃないですか。今、ひとつだけボクの頭の中にあるのは「いつからか番号だけで呼ばれ〜」みたいな歌詞の入った曲があるじゃないですか。『IMAGE DOWN』でしたっけ?
──いや、『DREAMIN'』じゃないですかね。
サク そうだ、『DREAMIN'』! その「番号だけ〜」ってところで39ネタを使うとか……。それぐらいしかないっすよねぇ、今のところ。だから作りやすい歌詞を抜粋したメドレーでお願いしようかなとか。そういえば、『NO. NEW YORK』もあれ、最初はお台場で撮影しようとしてたんですよ。
──あ、あの自由の女神像の所で。
サク うん。「お台場に行きましょうか」って話があったんですけど、結局「やっぱり風呂に入りましょう」ってことになって。
──やっぱり“入浴”にしようって(笑)。
サク ええ(笑)。まぁ、次も考えてますけどね。
──それで試合に関してですが、あのパウンドのシーンは、ちょっと桜庭さんのキラーな一面が出ちゃいましたかね?
サク いや、う〜ん……。
──テイクダウンを取ったあとに、柴田選手から下からパンチを顔面に連打されて、ちょっとスイッチが入っちゃったのかなと思いましたけど。
サク いやぁ……、今回はそういうんじゃないんですよね。ボクが横四方にいった場面があったじゃないですか? あの時にちゃんと押さえたかったんですけど、(柴田の)ヒザが上がってたんでなかなか押さえ切れなかったんですよ。で、そのヒザが邪魔くさかったから、パンチを入れて意識を顔のガードのほうに逸らそうとしたんですよね。そしたら、なんか会場のお客さんが盛り上がってたので……(笑)。
──ファンの声援に乗せられましたか(笑)。
サク 正直言えば(笑)。「うわ、盛り上がってるなぁ」と思って、ドンドンドーンと入れちゃいました。
──試合中、レフェリーにルールの確認をしてましたよね。あれは柴田選手のヒザに対してですよね?
サク 「反則じゃないのかな?」と思って聞いたんですよ。そうしたら「大丈夫です」って言われて。レフェリーの岡林さんにはあとで「桜庭さん、ちゃんとルール覚えてきてくださいよ」って怒られましたけど(笑)。あっ、ちょっといいですか?
(ここで業者さんとの内装の打ち合わせが入り、しばし中断)
サク すいません。ちょっとシャワー室のチェックでした。
──業者の方も「おそらく桜庭はシャワーにはうるさいはず」と思ってるんじゃないですか?(笑)。
サク いや、べつになんでもいいんですけど(笑)。
──それで試合後、船木誠勝選手とヒクソン・グレイシー選手に「試合をお願いします」とアピールしましたね。
サク ホント、あるんですかね? なんかボクが言っただけでその後なんの動きもないですけど(笑)。「ほんとに試合あるのかなぁ?」って。でも試合後、ヒクソンには褒められたんですよ。
──なんて褒められたんですか?
サク 「ビクトリー!」って。
──ビリー隊長ばりに労ってくれましたか(笑)。
サク いやぁ、「ベリーグッド、ベリーグッド!」ってやたらと褒められましたね。
──今回はヒクソン選手のほうも対戦候補にやたら桜庭さんの名前を出してるんですよね。「彼はグレイシー一族に勝ち越してるから」って。
サク あっ、勝ち越しだからですか。最新は6月(ホイス・グレイシー戦)に負けてるのになぁ(笑)。
──まぁ、ヒクソン戦については以前から言ってるように「チャンスがあれば」って感じですか?
サク そうですね。チャンスがあればやりたいですね。
──それとチーム桜畑の高橋&佐藤両選手がこないだの『HERO'S』オープニングファイトに登場しましたけど。
サク どうでした?
──いや、オープニングファイトらしからぬ、動きのあるいい試合だと思いました。
サク そうですよね。高橋も負けたけどいい試合をしたし、佐藤もきっちり腕取りましたし。……アイツの腕十字、ちょっとズレてましたけどね(笑)。
──それと気になったのは、高橋選手の頭がニグロパンチになってましたけど(笑)。
サク ああ!(笑)。あれは前の試合で負けた罰ですね。ボクが約束したんじゃないですけど、知り合いの人が「負けたらパンチな!」って話を高橋としてたらしくて。
──でも結果的に似合ってるんですよね。
サク そう! 罰ゲームになってないんですよ! ふざけんなよ〜って。ボクがイメージしてたのは『ビー・バップ・ハイスクール』に出てくる立花商業のミノルですからね!
──立花ナンバー2の郷ミノルですね(笑)。
サク あのミノルのような本当のパンチパーマですよ! あれを想像してたんですけど、なんかフツーにヒップホップかなんかやってる人みたいになっちゃって、「カッコいい系の頭じゃん!」って。「つまんねえよ、お前!!」って叱りましたけど(笑)。
──チーム桜畑はいつも和気あいあいとしてていいですねぇ(笑)。
サク 佐藤にしてもアイツ、漢字知らないし……。
──なんてったって『百戦練ま』ですからね(笑)。
サク でも、まぁ試合は良かったんで。だけど、次は高橋はアフロ! 佐藤は漢字をもっと覚えろ! これがクリアーできないなら、今後はファイトマネーの90%を抜いてやる!(笑)。 いや冗談はさておき、佐藤の漢字の話はマジで落ち込みましたよぉ……。■
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